アイアパエク神

蒐集家・考古学者のラファエル・ラルコによる命名で、ムチック語で「権力者」を意味するらしい(昔の図録には「創造者」「行為者」という意味も載っていたが)。モチェの土器などに繰り返し現れる神格(たぶん)で、片手にトゥミ(ナイフ)、もう片手にヒトの首を持つのが定石。よほど強力な神様なのか、頭にも首にも耳にも腰にもジャガーをまとう。カニ魔王と戦う姿は多く土器に描かれるが、逆にカニの姿になってほかの魔物と戦う姿が描かれることもあるのでややこしい。

発表時期 2019年8月

国  籍 ペルー

由  来 モチェ

モチェはAD 0~700年ごろにペルー北部海岸で栄えた文化圏。立体造形に優れ、黄金をはじめ数々の美しい工芸品を残した。大きくて水の豊かな川から用水路を引いて、砂漠を農地に変えていった。つまり、「灌漑農業」を積極的に行う農業先進国だったらしい。