ナスカのサル

2016年の干支(申)にちなんで取り上げた意匠。サルはいくつかヴァリエーションがあるので助かる(地上絵も含めまだほかに2、3種あったはず)。だがそもそも奴らは熱帯の生き物で、ナスカのような海岸地域(しかも乾燥地帯)の河谷には本来生息していなかった。エクアドルかアマゾン側のジャングルから交易により連れてこられたと推察されるが、客人のくせに地上絵に描かれたり神格化されたり、結構手厚い扱いを受けている。

発表時期 2015年12月

国  籍 ペルー

由  来 ナスカ

ナスカはBC 200~AD 600年ごろに、ペルー南部海岸の砂漠地帯(5 mmの雨が降れば豪雨扱い)で栄えた文化。地上絵が圧倒的に有名だが、土器や織物にも面白いものが多い。特に土器は、スリップ(泥醤)をかけた上に絵を付けて焼成する様式で、色彩豊かに不思議な図像で埋め尽くされた作品が目立つ。