ナスカのルクマ

天野博物館の図案集より拝借。ルクマはペルーにある果実の名前だ(構造がアボカドに似ているかも)。アイスクリームをはじめ、お菓子に利用するととても美味しい。ナスカの人々も好んで食べたようで、土器にその絵が残っている。今回とりあげた意匠では実を割ると中に見える丸い種がきちんと描かれているが、この種(と萼片)はルクマを象徴する部位だったらしい(メロンの「網目」と同じように「これが描かれているからルクマだ」と判断するような部分)。

発表時期 2015年12月

国  籍 ペルー

由  来 ナスカ

ナスカはBC 200~AD 600年ごろに、ペルー南部海岸の砂漠地帯(5 mmの雨が降れば豪雨扱い)で栄えた文化。地上絵が圧倒的に有名だが、土器や織物にも面白いものが多い。特に土器は、スリップ(泥醤)をかけた上に絵を付けて焼成する様式で、色彩豊かに不思議な図像で埋め尽くされた作品が目立つ。